岸宏子記念伊賀文学館

施設概要

岸宏子記念伊賀文学館とは

 この文学館は、作家 岸宏子が終生執筆活動を続けた自宅を改修し、2023(令和5)年に開館しました。岸宏子が過ごした日々に思いを馳せていただけるよう、なるべく当時の雰囲気を残す空間にしています。
 岸作品をはじめとした文学作品に広く親しむ場として、また、文化芸術の創造につながる交流の場として、たくさんの方にご利用いただくことを願っています。

岸宏子さんとは

 作家 岸宏子(1922〜2014)は、旧阿山郡上野町(現伊賀市)に生まれ、父は文豪 横光利一の従兄弟にあたります。
 終生、伊賀上野で執筆活動を続け、伊賀もたびたび小説の舞台になっています。
 1942年、20歳の時に、小説『醜女』が日本厚生協会主催の勤労文化賞一席に入賞。戦後には、放送作家、小説家として活躍し、ラジオ、テレビでの放送作品は355作を超え、放送回数は延べ2,800回を超えています。
 さまざまな功績により、紫綬褒章(1990年)、勲四等宝冠章(1995年)を受章しました。
 1998年には横光利一生誕100周年記念イベントに尽力し、このイベントは後の「<雪解>のつどい」へとつながっています。